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神に祈った事それは...早くあなたのお気に召される様に
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二度と行けないあの場所
2014-10-25 Sat 21:57
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「なんでそんな古いプリクラ貼ってるの?」
「貼りたくなったのかなぁ。そん時の自分のこと覚えてないや」

色んな重圧に耐え切れなかった。仕事帰りの途中、ニキビをつぶして、ハヤシライスを食べて、チョコレートドーナッツとマロングラッセティーラテをお腹に流し込んだ。お腹がいっぱいになって、涙が出てきた。涙がころころと零れ落ちれば落ちるほど、どんどん淋しくなって、なにをしているんだろうと虚しくため息をつくしかなかった。

この世界をあたしのため息で覆ってしまえるくらいなら、あたしだって別に構わない。あの人をあたしのため息で窒息死させてしまうんだ。だけど、そんなことすら出来ない中途半端なため息。そんなため息、つく意味あるのかな。
涙も同じ。この世界を浸してしまえるほどの涙なら、どんどん流せばいいと思う。あの人を溺れさせてしまうんだ。溺れたときに、しょっぱさで、あたしのことを思い出すような魔法をかけながら泣いてみせる。

バスに揺られながらぐるぐると意味のわからないことを考えていたときに、あたしを救ってくれた女子中学生。二人はたわいもない会話をしていた。あまりに自然で耳に留まらないくらい。けれど、その言葉だけは違った。そして、あっさりとあたしの悩みを解決してくれた。

「なんでそんないつまでも忘れられないの?」
「好きだったからかな」
「プリクラ貼った時の自分を覚えていないみたいに、好きだった自分のこと忘れちゃえばいいじゃん」
「無理だよ。その人のこと、今も好きだから」

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