FC2ブログ
神に祈った事それは...早くあなたのお気に召される様に
<
スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | top↑
ボーイフレンド
2014-09-15 Mon 11:25
R0023525.jpg



R0023526.jpg



R0023527.jpg



R0023529.jpg


寄せては引き、また寄せては引いていく。一定のリズムで、大きく小さく、繰り返す。
最後に会いたかった。ただそれだけだったのだと、笑顔で眩しい砂浜と波を眺める。

蒼い海、まっすぐに引かれた水平線、眩しいほどに白い砂浜。
小麦色に焼けてゆく肌とワンピースの濡れた裾。
断然、海より山が好きだけれど、だけど、ときどきこうして海に会いたくなる。思い返せば去年と同じことをしていて、夏にお別れを告げにここまで来たようなものだとすこし悔しくなる。

すごく楽しかった。
だから、悲しかった。すごく淋しくもなった。
打ち消しては思い出し、打ち消しても思い返される。それはまるで波と同じ。
心の中にテトラポットをたくさん重ねて積み重ねていけば、思い出すことはなくなるのだろうか。
テトラポットにぶち当たって大きな水しぶきをあげている波を見ていたらそんなことを思いつく。「あーあ。またしょうもないこと考えてるや」って、自分に向かって浅く笑う。

「またくるね」
ふっきるように、波から足を抜いて離れる。水道で足についていた砂を洗い流し、ボルドー色のカーディガンを羽織って海辺を後にする。

帰り道、思いもがけないフレーズが頭の中に浮かぶ。すこし迷って、でも大きな声で歌いながら全力で駆け抜けた。息が切れて歌えなくなる。足も痛くなって、立ち止まりたくなる。
ふと、さっき考えついたしょうもないことについて考え直す。心の中に積み重ねたテトラポットに登って、てっぺん先睨んで宇宙に向かって靴飛ばす。どこへ飛んでいくのかもわからない。晴れるかだってわからないけれど、それでいいやって思い直す。どっちに転んでもまたここに来れたらいいな。そう思いながら、痛む足を持ち上げた。
別窓 | Diary | コメント:0 | top↑
<<かいかいしてくれないの? | ずっと近くに | 東京下町殺人暮色>>
コメント
コメントの投稿
 
 
 
 
 
 
  管理者だけに閲覧
 

| ずっと近くに |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。