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神に祈った事それは...早くあなたのお気に召される様に
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自問自答
2010-01-23 Sat 00:47
20100123013021
朝からしたこと。
午前10時に起床。
ベットのうえで正座。まずは、なにからするべきなのかを考える。
加湿器のスイッチから入れるのか、エアコンのスイッチから入れるのか、電気ストーブのスイッチから入れるのか。
大した差はないように見えるかもしれないのだけれど、実はここに大きな差があるに違いないと、悩みに悩んでから、加湿器のスイッチを入れる。
やっぱり今日も、ブウォーっと発動し始める加湿器さんは、
「おはようぉーーー」
と、低い声で唸りながら朝の挨拶をしてくれる。
だから、わたしも負けじとぶうぉーっとして、加湿器さんにおはようと挨拶を返す。
加湿器のスイッチから入れた判断は正しかったと安堵しながら、電気ストーブのスイッチを入れて部屋を出ると、おもいのほか寒かったので、やっぱり引き返してエアコンのスイッチも入れる。

小さな部屋の中でなにかが一斉に発動し始めている音をあとにして下へと降りてゆくと、しんと静まり返った部屋の片隅でとぐろを巻いている茶色の毛の塊と目が合う。
そのままゆっくりと三秒ほど目を合わせてみたが、通じ合うものはなにもなかったので、そのまま何もなかったことにして、台所でやかんに湯を沸かす。
キョウモハレだなぁ、と思いながら淹れたコーヒーは、いつもより苦い気がしたけれど、置いてあったかぼちゃの天ぷらと組み合わせてみたら、ちょうどよいくらいのまろやかさになって、すこし嬉しくなる。
「ふふふふふ…」とにんまりしながら、天ぷらをつまんでいると、とぐろを巻いていたはずの茶色の毛の塊がなにやらもそもそ近付いてきて、わたしの足元にちょこんと座りよる。
ちょこんと座りよって、じっと見つめてくる。
しっぽも振らない。よだれも垂らさない。
うんともすんとも言わず、ただひたすら大きな栗色の瞳で、かぼちゃの天ぷらをつまんでいるわたしを見つめてくる。なんだか、わたしは悪いことをしているみたいだ。
わたしは決して、こそ泥みたいな真似をしているわけではない。
それなのに、なぜにこやつはわたしのことを悪を暴くような真っ直ぐな眼差しで見つめてくるのだろうか。

この態度。この目付き。
これは、可愛気がなくなったのか。それとも、年の功なのか。
「マロンは、ばあやだもんね」
と、冗談で言ってみたが、反応はまるでなかった。
あまりの冷たさに、わたしは一人で笑うしかないではないか。
仕方がなく一人で笑いながら、オクラときゅうりとネギを刻み、母が放って出て行った洗い物をする。
刻んだオクラときゅうりとネギを有機納豆に加えてかき混ぜ、一口食べる。
美味しさにうっとりしていたら、またもや斜め下からじっとりとした、それこそ納豆のネバネバのような視線を感じたので、オクラときゅうりのヘタを差し出してみると、ばくばくっと一瞬のうちに食べてしまった。そして、再びじっとり見つめられる。
やはり、しっぽは振らないし、よだれも垂らさない。

ほんとに可愛くなくなったもんだ、と心の中で毒づきながら、洗濯機を回しに洗面所へと行く。
洗濯機を回す時間を34分にするか、27分にするかで悩んでから、今日は27分にすることにする。
洗濯機がひとりで勝手に働いてくれている間に、納豆を片手にハンガーと洗濯バサミを探していると、洗濯カゴの中に濡れたままの洗濯物を発見する。
とりあえず、ここに納豆をこぼすわけにはいかないと、納豆はテーブルのうえに置く。
濡れたままの洗濯物は、どうやら今日洗濯されたものらしかった(臭いから判断)。
ということは、母は洗い物だけではなく、洗濯物も放って出て行ったことになるのか、と少し感心する。
母のスポーツジムへの熱意は、やはり半端ではない。
今日は、金曜日。はて、今日はバレエの日なのか、ピラティスな日なのか、ヒップホップの日なのか。
わたしにはさっぱり判らない。いったい全体、わたしの母はまいにち毎日、どこでなにをしているのか。

バレエを踊る母。ピラティスで身体をよじる母。ヒップホップのスッテプを踏む母。
どれをしていても構わないように、ぜんぶを思い描きながら、母の放っていった洗濯物を黙々と干す。
洗濯物の中には弟の靴下があった。わたしの嫌いなスニーカーソックス。
あれは靴下ではなく、靴下もどきだと本気で思っていることは、まだ誰にも言っていない。
母のことを理解不能だと、呆れ果てながら言っていた弟を思い出しながら、靴下もどきも靴下と一緒に黙々と干す。
今頃、弟は真面目に勉強しているのだろうか。
想像してみたが、どうしても机にうつ伏せして寝ている姿しか想像できなかった。
小さなため息をつきながら時計を見やると、もう正午を過ぎている。
タモリさんを観ようか悩んで、やっぱりやめておいて、忘れかけていた納豆を食べつつ、大好きな孫シェフのふんわり肉団子鍋の作り方を観る。

「あー、ここにあのふんわり肉団子鍋があればなぁ。
 この納豆の締めにぴったしなのになぁ。
 はぁ、早く一人暮らしがしたいなぁ」

妄想はどんどんふけってゆく。
ときどき中国語が混じって何を言っているのか判らない孫さんにうっとりしながら、いつかわたしもこのふんわり肉団子鍋を作ることを妄想していたら、ピピピピピピ…と、洗濯機に呼び出され妄想は打ち切られる。

洗濯機は、「オレの仕事は終わったぜ」みたいな得意気な顔して、ガバッと大きな口を開けている。
大きな口を覗いてみると、口のまわりにべたっと張り付いている洗濯物。
「仕事の仕方、雑だよなー…」と、口には出せない思いを抱きながら、ずっしりとしたネットを引き上げる。
そして、そのネットから洗濯物を取り出すが、紺とグレーの丸まった塊しか出てこない。
濡れて丸まってしまえば、服かタイツかスカートか下着か靴下なのかの違いが判らない、そんなわたしの洋服たち。
「あはは。これ、インナーじゃなくて、タイツだった」みたいな感じ。

この時点で、午後1時すぎ。
ここから、すこし勉強して(45分)、すこしお昼寝して(二時間)、足の爪切って、植物に水やって、部屋のほこり拭いて、前髪切って、晩ご飯(麻婆豆腐と野菜炒めと鶏肉の焼いたの)食べて、もういっかい勉強するつもりが、なぜかネットでポチポチ検索し回って、結局、またblogとかupしている今、現在。

穏やかすぎやしないか。
試験の真っただ中とは思えないぞ。
なぜなんだ。なぜ、今なんだ。
試験が終わってからでいいではないか。

自問自答の答えは見つからない。
出てくるのは欠伸だけ~(欠伸)

今日も恐ろしく穏やかな一日だった。
ああ、ほんとうに恐ろしや…
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