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神に祈った事それは...早くあなたのお気に召される様に
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2009-09-02 Wed 15:39
20090908141607
前の晩は六時間程かけて、東野圭吾さんの『白夜行』をひたすら読んだ。
朝は、珍しくドリカムなんて流して歌ってた。
美和ちゃんの声量にはいつ聴いても感動させられるし、歌姫に相応しい人だなあ…、なんて思いながらお風呂に入って、髪の毛を乾かして、ごはんを食べる。
今日は予定があって、どこへ、何時頃行けばいいのか、ぼんやりとなら認識しているのだけれども、あまりに現実味がなくて家を出るまでは彼に向かってひとりで喧嘩。
ひとりで喧嘩しても勝ちも負けもしないし、そもそも喧嘩は勝ち負けの問題なんかじゃないのに、どうしてこうあたしはいつもあの人に対して勝ち負けにこだわるのだろうかとカッカしながら雪見だいふくをおもむろに掴んで口に放り込む。
ひとつ口に入れたところでカッカした気持ちはまったく冷めず、口の中が凍ってしまうくらい冷たくならないとあたしの気持ちも収まらないような気がして、結局みっつも食べたら、口は冷たくなって気持ちもとりあえず落ち着いたんだけれどもお腹が痛くなって、ひとりで喧嘩しときながら勝手に負けた気がした。
おもえば、あの人はいつも不戦勝みたいなもんだ。
そうやってまだ冷たい口の中から冷凍庫の中で白く煙る冷気のようなため息をつきながら、なんとなく出掛ける用意をするのだけれど、まるで気合いなんて入らなくて、それどころかいつも通りにすらできなくて、なにかがちぐはぐで欠落している。
家を出たわたしは歩く度になにかをどさばさと落としているのではないかと不安な気持ちに駆られながら電車に揺られいて、ガタンゴトンガタンゴトンと音を立てながらわたしをどこかへ運んでいく電車は、白夜行やドリカム、あの人さえからも遠いところへと引き離してゆく。
残ったのは、まっ白な頭と、締め付けられるお腹。
頭がまっ白なのは雪見だいふくの粉をかぶったから。
お腹が締め付けられるのも雪見だいふくみっつも食べたから。
そんな馬鹿なこと考えても、ちっとも可笑しくなくて笑えもしない。

大きな大きなかばんのなかに大事に大事にしまった二枚のチケット。
生きている間にいっかいも経験することなく死んでゆくような出来事。
いっかいも経験することなく死んでゆくどころか、この世にそんなことがほんとうに存在しているのか、というような出来事。
つくづく運のなかったわたしの運はこの日のこの紙切れ一枚のためにあって、もうこれですべての運という運を使い果たしたんだろうとしか思えない。
あたしの気持ちが天まで届いたのか。
夢であの人が頼んでくれたのか。
泣いてビビるわたしと笑って得意気な顔するあの人。
やっぱり腹が立つと思いながらも、無事に帰ってこれたら落ち着いてちゃんとした喧嘩をしようと小さく決意をしていたら、聞き覚えのある高くて裏返った声。
振り向いた先には思った通り、なおこさん。
「ああ、やっぱり」と笑えて、なんだか今日初めていつも通りなことが起こったことのような、そんな気がして気が抜けた。


20090908141610
言葉をいくつもいい間違えるなおこさんと、噛みまくるともかさん。
いつも通りな気も、でもいつもより酷い気も。
いってくるね。いってきます。

あいこに逢いに。
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