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神に祈った事それは...早くあなたのお気に召される様に
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夢のある女子大生
2012-10-19 Fri 23:52
金曜日の夜。
この日は、わたしが就職して半年をお祝いする会を職場の方が開いてくれた。夜遅くまでくだらないことで笑い合って、しみじみと幸せだと噛みしめていた帰り道。プラットホームに並んで電車を待っていた。後ろには、二人組の女子大生。

A)小学校の先生って、まじで大変やんなぁ。
B)わかるわかる! まじでヤバいよなぁ。
A)だって、うち、小学校も実習行ってんやん。
 授業とかもするねんけど、小学生の勉強とか簡単やから教えられるとか思うやん。ちゃうねん。簡単やからこそ教えるの難しいねん。
B)え、どういうこと?
A)例えばさ、引き算とか、うちらからしたら引くだけやん。
 そんなん、「3−2=1」をするのに何も考えないやん?
 でもさ、小1の子とかにはさ、そもそも「引く」っていう概念がないねん。
B)そっか!
 え、じゃあ、「りんごが3つありました。2つ食べたら…」とかいう感じなん?
A)そうそう!

 先生)「2つ食べたらいくつでしょう?」
 子ども)「いちー!」みたいな感じ。
 
 んで、「これをもっと簡単にする方法があります」とか言うねん。
 「りんごが3つで、食べたのが2つだったら、”3ー2”」。
 「”引く”というのを使います」みたいな感じやねん。
B)おおー。すごい!
A)でもさ、やっぱり”引く”っていうことがわからん子はポカーンとしてるねんよ。
 「え、え、何したん?」みたいな感じの顔やねん。
 その一方で、頭いい子は「割る」とかし出すねんよ。
 もう、教室はパニック状態になるよね。”まとめる”とかほんまムリやねん。
B)あはははは。確かに!
A)でもさ、そういうの見ててなんか子どもって面白いなって思ったけどね。

前で聞いていたわたし。
面白くて、笑いをこらえるのに必死だった。とくに、引き算が出来ない子がいる一方で、割り算をし出す子もいて教室がパニックになるあたり。でも、最後の言葉を聞いて、うっすらと涙を浮かべてしまう。そして、この子にはぜひとも児童の分野で働いてほしいと密かに望みを託す。

このあと、女子大生はどういう職場で子どもに携わる仕事に就きたいかを各々語っていた。たったすこし前までの自分を、でもまだ今も同じような想いを抱えている自分を重ね合わせてしまう。色んな壁にぶつかりながらも、きちんと就職をした。素敵な職場にも巡り会えて、とても幸せな日々である。だけれど、いつまで経っても夢や目標を持ち続けていたいと強く想う。

下唇を噛みしめて、目を瞑り、ノクターンに身も想いも委ねたとき、プラットホームに電車が入ってきた。
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頭の中が、『ラ・カンパネラ』
2012-10-07 Sun 19:59
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すこし前の自分に出会う。

毎日、焦燥感に駆られていた頃のわたし。
口癖は『頭の中が「ラ・カンパネラ」』だった。

誰にも伝わらなかったその口癖を、今一度ラ・カンパネラを聴きながら思い出してはすこし笑う。留まるところを知らずに高鳴るそのメロディとわたしの焦りや緊張、不安はぴたりと重なり、連なる。色鮮やかに蘇るあの頃のわたし。すこし泣けてきて、ノクターンに切り替えたら、なぜだかもっと泣けた。

もう戻ってこないあの日々をすこし愛しく想うのはなぜなのだろう。あんなにも辛かった日々にどこかすこし戻りたいと思ってしまうのはなぜなのだろう。

いつの日も変わることのないわたしの思考回路。流れた涙とともに、大好きな曲も流れてくる。
「すこし冷たい風が足元を通る頃は 笑い声たくさんあげたい」
小さく口ずさんで、下唇を噛みしめ、秋の風の中に大きな一歩を踏み出す。
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