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神に祈った事それは...早くあなたのお気に召される様に
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カルピス
2012-05-19 Sat 02:05
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夜中に目が覚めた。窓を開けたまま寝てしまっていたから、とても涼しくてしんとしていた。すこし肌寒かったけれど、何も羽織らずにキッチンへと向かって、冷蔵庫を開けた。

わたしは夜中の冷蔵庫がすきだから、すこしほっとする。暗闇の中、明るく照らされる冷蔵庫の中。ブゥーンと響く低い音。冷たい空気。なにもかもがわたしは一人ではなかったんだと感じさせてくれる。

冷蔵庫を開ける前から、もっといえばベッドから抜け出したときからなにを求めているかはわかっていた。カラカラカラカラ。音が聞こえてきて、口の中で味が蘇る。

お目当てのものを取り出す。賞味期限は「10.4.23」と表示されていたけれど気にしない。去年の夏も飲んでいたし。それよりも、去年もよく飲んでいたけれど、いつのまに飲まなくなったのかのほうが気になる。きっと寒くなったから、飲まなくなったのだろうけれど、その飲まなくなったときのことをなにひとつ覚えていない。飲み始めたときのことだって、同じだ。

「こういうのって、かなしいよね」

わたしは濁っているのではないかと思うほどの白い原液をこぽこぽっとすこしだけ注ぎながら呟く。そして、もう一度冷蔵庫を開けて、氷をガラガラと多めに入れる。最後にミネラルウォーターをなみなみと注いで、父のお気に入りのゴルフのパターの形をしているマドラーを氷の隙間に差し込む。

カラカラカラカラとかき混ぜながら、今日のこのカルピスを飲み始めたいと思ったときの気持ちだったり、空気だったりを忘れないでおこうと決める。

コップに浮かぶ丸い水滴。ぴたっと頬にあててみる。
つめたくて、かなしかった。つめたくて、うれしかった。
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葉桜の季節に君を想うということ
2012-05-13 Sun 21:26
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歌野晶午さんの『葉桜の季節に君を想うということ』を読みました。
★ 葉桜の季節に君を想うということの続きを読む
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雨に濡れる花びら
2012-05-06 Sun 11:48
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しとしとと降る雨。しっとりと濡れる花びら。

★ 雨に濡れる花びらの続きを読む
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