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神に祈った事それは...早くあなたのお気に召される様に
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ひとりでどこかへ
2010-11-22 Mon 23:51
ひとり旅に憧れたこと。思えば、あまりなくて。
一人暮らしに憧れは続けているのに。
我ながら、すこし不思議だと思った。

ひとりでどこかへ行けたら。そんな想像をしてみる。
ひとりでどこかへ行く。それは、あたしにとっては一人暮らしをすること以上のことになるかもしれない。ふと、そんなふうに思う。
仮定は、可能性と現実と願望の境目をあやふやにさせる。

ひとりで海へ。ひとりで森へ。ひとりで空へ。

「行ってみたら?」、そう言われたことがある。
その時あたしは、「無理無理無理」と笑って返した。
だけれど、言った人は本気だったのかもしない。またひとつ、今頃な思いをする。

問題は、「なぜ、ひとりでは行けないのか」だと思われる。
答えは、「ひとりにはなれないから」だと思っている。

まず、ひとりで行くことが淋しい。行った先でも、まだすこし淋しい。
でも、きっと行った先でなにかと出会ってしまう。
そして、あんなに淋しかったのに、なにかと出会ってすこし淋しかったことを忘れてしまうことが、なにより淋しい。
最後は、また出会ったなにかと離れて帰るのが淋しい。きっと、帰ってからもまだ淋しい。

一体、なにをしに行ったのか。わからなくなりそうなんだ。
あたしは、淋しくなりに行きたかったわけじゃない。

なにがしたいのかわからない。なににもとらわれたくない。
きっとそんな想いで、ひとりでどこかへ行ったはず。
どこで、その想いを忘れてしまうのだろうか。
どこで、違う想いを見つけてしまうのだろうか。

行った先に、なにもない。
そんな場所はあるのだろうか。

海にいたあたし。森に隠れたあたし。空に羽ばたきたいあたし。
どこに行っても、あたしはそこにいる。

あたしが、どこにもいない場所。そんな場所に行きたい。
だけれど、それは無謀な考えだろうな。
どこへ行っても、あたしがせせら笑って待っていそうだ。

初めて行った駅。初めて乗った電車。初めて見上げた空。
でも、そこにいるのはあたしだった。
ここにいるのは、あたしだった。

あたしがあたしでいる限り、ひとりにはなれない。
宇宙に行って、ブラックホールに吸い込まれたとしても。

改札の向こうからあの人が迎えにきてくれるのが目に入った時、そう思ったんだ。
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なう
2010-11-20 Sat 23:22
「ツイッターなんてしてる場合じゃないわな」

あのお方は、わたしに笑いながらそう言った。
ということは、blogもupしている場合じゃないわな。
わたしは、わかっていながらも、「ちょっとだけ」と舌を出す。
カタカタカタカタ。キーを叩きながらあしたを夢見続ける。
このまま高らかに歌い出したくなるよ。

でも、今、しなければならないことは、
その1、論文を読み、解き、書くこと。
その2、国家試験勉強をすること。

「あなたは二兎追ってください」
あのお方は、こうも言った。
兎を二匹捕まえられたら、すこし笑えるような、そんな日がくるのかな。

「1年後、あなたはなにができるの?」
あのお方は、さらにわたしを追い詰める。
「それは願望」、そう言われてしまったわたしの答え。
わたしは、兎のような眼をしている場合ではない。
1年後のことも答えられなくて、5年後のことは見えるはずがない。

夏は終わった。秋も終わって、冬が来る。
15℃と13℃の違いが、秋と冬の違い。
電車の席。隣に座っていたサラリーマンがそう言っていた。
今、もう一度、30℃だった卒論締め切り前の時のように。
頭の中の98パーセントを勉強のことで埋め尽くす。
残りの2パーセントは自己覚知とコミュニケーション能力と対人援助ついて。

ああ、大丈夫かな。わたし。
ちょっとノイローゼ気味な気がする。
周りにも「気にしすぎ!」と言われる。
でも、とにかく論理的になりたい、今日この頃。
なりきれないから、論理的と感情的を融合させた、そんな日々。
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これでよろしくて?
2010-11-10 Wed 20:33

川上弘美さんの『これでよろしくて?』を読みました。
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ハムスターの育て方
2010-11-10 Wed 02:50
その本を読みながら、わたしは泣いた。

その本には、ハムスターの育て方が書いてあった。
ごく、簡単に。ごく、簡潔に。

ー ハムスターの育て方 ー
その1 お水をあげます。
その2 もくもく栄養たっぷり。
そしたら、ハムちゃん。すくすく、めきめき大きくなってくよ。

それだけが、書いてあった。それだけ。
それだけなのに、涙が止まらない。わけがわからず、何度も何度も読み直す。
たったの三行を、何度も何度も。ぼたぼた、涙でインクが滲んでく。

ハムスターを育てたことは、ない。
飼いたいと思ったことは、ある。

でも、それは小さい頃のこと。今とは関係していない。

わたしは、この本を読んで、あの人との別れを意識したんだ。
ただ、単なる、ハムスターの育て方。
ほんとうに、ただ、単なる、ハムスターの育て方。
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風邪を引くの巻
2010-11-07 Sun 18:57
「まるちゃん、まるちゃん」
「あ! たまちゃん」

わたしの頭の中では今日もまるちゃんとたまちゃんが楽しそうにお喋りをしている。
いつだって、まるちゃんは楽しそうに見える。
母に怒られて泣いていても、姉と喧嘩をして憤慨していても、たまちゃんと喧嘩して落ち込んでいても。

どうしてなのだろう。
わたしは重いのか軽いのかわからない頭で考える。
もしかしたら、わたしの感じている感情は「まる子はいつも楽しそう」なのではなく、「まる子はいつも可愛い」なのかもしれない。
それなら、納得がいく。

わたしが考えをあぐね、一人で納得している間にも場面はくるくると展開される。

「まるちゃん、どうしたの?
 なんだか今日のまるちゃんはしんどそうだよ?」

今日のまる子は風邪を引き、明らかにげっそりしている。
たまちゃんはそんなまる子を仲の良い友達として心配している。
しかし、まる子の母は「静かに寝ていなさい!」と怒り、祖父は「まる子やぁ…」と母の分まで心配をしている。
佐々木のじいさんは、何も知らず今日も落ち葉をかき集めている。

システムというのはこうしてバランスが保たれているのかな。
わたしは、さまざまなレベルで、いつしか構築されているシステムを思い浮かべる。

ミクロ、マクロ、メゾ。
リフレーミング。アソシエーション。フラストレーション。
構築主義。第二次逸脱。社会的排除。

そこまで一気に唱えたら、昼間届いた意図のわからないメールを思い出す。
どれだけ考えても、わかりきることは出来ない。
インプットもアウトプットも出来ないよ。
もう何も考えたくなくて、天に昇っていく大天使カミエルとラファエルを想像する。

「ちぇっ… 熱でしんどい時くらい優しくしてくれたっていいのに」
まるちゃんは結局のところ、母に悪態をつくも、一人で大人しく寝ているしかなかった。
そして、夢を見ながら眠る。

見た夢は、いい夢? それとも、いやな夢?

夢はいつでも、夢でしかないから、だから、追い続けることが出来るのではないのですか?
でも、あなたは夢は変わらないと思っているでしょう?
それは、あなたの錯覚であり、盲点なのだよ。
動いていないように見えて、ほんとうは物凄いスピードで動いているのだよ。
あなたも動き、変化しているけれど、それより早い速度で夢は動き、変化する。

つめたいのがすき。
でも、わたしは今日も変わらず、熱いシーツの中で想う。
この歌は誰に届くのか。
「悲しいね サッちゃん」

サッちゃんの悲しみをどこまでも理解したいと想うわたし。
「だいじょうぶ?」「え、ぜんぜん悲しくないやん」「ふつうやって」「ちっちゃいから自分のこと、さちこって言えないんやろ?」

「違うよ!」
サッちゃんの悲しみは、そんな軽いものじゃないんだよ。
わたしは言い返したい。でも、笑って誤魔化す。
そのあと、すこし黙って、心の中で呟く。悲しいね、サッちゃん。
それしか、手段はないんだ。

そうやって理解が得られなかった時、あなたは伝えるのを諦めるの?
わたしは「手立て」と「手段」の違いを懇々と説明される。
もう何時から続いているのかわからない。
何度聞いても何を言っているのかわからない女性シンガーの声。
なにを伝えたくてずっと歌っているのか、わからない。
わかるのは、「忘れない」ことだけ。

Remember Remember Remember

こうして、現実とバーチャルの狭間で五日が過ぎた。

どんな一時でも、一場面になる。
感情も理論も、ない。脳化学物質が自然に、でも突然、わたしをその世界へと飛ばす。
しかし、その世界にオリジナリティというものは、まるでない。どこか見覚えや聞き覚えがある。なんか知っている感覚。でも、どこで覚えたのかわからない。そんな未完全な世界。

この時期の風邪は長引く、らしい。
いつの時期の風邪ならサクッと治るのか、とても気になった。
だいたい、「この時期の風邪は長引くので気をつけてください」、そう言うあなたは年がら年中元気な質ではないか。
いつ会っても統一された意識と管理していなくても行き届いている体調。
あの人が元気である証拠のような、あの艶のある爪を思い出す。
「触ってみたい」、わたしは会う度にそう想っている。

そんなあの人にまで会うことが出来ず、もう五日も扁桃腺の腫れを感じている。
まるちゃんの風邪は絶対に30分以内に治ることが羨ましくて仕方ない。
楽しみにしてたまる子は野球中継に変わった。
わたしは風邪菌の夢をみながらうなされ続けている。
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涙が出る理由
2010-11-02 Tue 00:23
冬の星座が綺麗だったから。
玄関を開けたら、玄関マットの上でかなしそうな顔をしているあの子が居たから。
ほんとうは冬があたたかいこと、知っていたから。

マフラーはぐるぐるに巻く。靴下はもこもこに膨らませる。
押し込められたあたしは、あの子と一緒に外へと飛び出す。
どこにも居場所はなかったから。

瞬く星にはすべてが詰まっている。
一瞬と永遠。笑顔と涙。やさしさとつめたさ。

吹き抜ける冷たい風より、駆け抜けるあの子の笑顔のほうが強い気がした。
その瞬間、涙が光ってあの子の笑顔は見えなくなった。
だから、涙が出た。

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