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神に祈った事それは...早くあなたのお気に召される様に
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湿った夏
2018-08-28 Tue 10:18
夏が終わるらしい。
誰が言ったわけでもない。
でも、夕立が降るたび、からっとしていく空気。空に浮かぶ雲の形。鳴かなくなった蝉たち。
それらが夏の終わりをさりげなく、それとなく教えてくれる。
それを知るときはいつも、悲しい。
いつも、ああ、終わってしまうんだ…って、置いてきぼりの気持ちになる。
まるで、それはあの子のいなくなった日みたいな。

もう何年経ったかなんて数えなくなった。
もうわんわんと泣くこともなくなった。
でも、こうしたふとした瞬間に、とてつもなく悲しくなってしまうよ。
楽しかったね、一緒にいた日々。

失うものが多くなって、得るものも多くなって。
変わらず、あのじりじりと焼け付く通学路が忘れられなくて。
そんなあたしの夏、今年も焦げ付いている。
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夏服
2018-07-26 Thu 18:41
クローゼットにかけてある服を順番に寄せながら、今日アイロンをかけるべき服を選ぶ。
途中で、半袖のシャツが目に入る。
少し太って二の腕が太くなったことを気にして、もう何年も着ていない服だ。
だけど、毎年、衣替えの時にクローゼットには並べる。

あの頃はなかった服にアイロンを当てながら思い出す。
「その半袖、似合ってるね」
そう言われた時のことを。

エスカレーターの途中だった。上っていたのか、下っていたのかまでは忘れてしまったけれど。
いつも通りの表情で、ごくごく普通の会話みたいな感じで、でも褒められたことが嬉しかった。
「そうでしょ」と、どこか得意げに答えたっけ。

嫌いで別れたわけじゃない。
何かが噛み合わなくなった。
何か、が、なんなのかは、今もわかるようでわからない。

今、もう一度会えば、あの頃のように仲良くできる気も、もうあの頃とは全然違う二人になってしまっている気も、どちらもする。

こうして、ふと思い出す。
いくつもの思い出が、私にふと彼を思い出させるから。
でも、別れたのは、別れるなりの何かが二人の間にあったから。
そう、思い出すたびに思っていること。

思い出しては、やっぱり私は小さなことをいつまでも覚えてるよねって自分への嫌気がさしながら、元気にしているのかなって遙か遠く彼方へ想いを馳せる。

夏には夏の、秋には秋の、思い出がある。
冬も、春も、そして、また夏の…。
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真夏の下で
2018-07-26 Thu 12:30
朝から床を拭く。
ナチュラルなお掃除とかいうものにならって、クエン酸を床に吹きかけながら、壁の端や隅の埃はきちんと歯ブラシで取りながら。
終わった頃には汗だくで、シャワーを浴びる。
もう最近は35度でも熱く感じるその水滴を、「冬との温度差は7度か」と思いながら自分の身体にジャアジャアとかける。

さっぱりした身体でアイスコーヒーを飲みながら、夕食の準備のことを考える。
親子丼を作るために玉ねぎを買い物へ出かけなきゃねと、服を着て、真夏の炎天下の中へと出かけて行く。ついでに、コーヒの豆を買って、クリーニングも出しに行く。

買い物の途中で目に止まったピオーネ。
そして、その隣にある桃。

“今日は木曜日
週末に一緒に食べたいな”

大事に大事に抱えながら、また真夏の炎天下の中をアパートへと向かって歩く。
“今日が金曜日だったらいいのにな”

蝉の鳴く声。
強い日差し。
ブワッと通り過ぎる大きな風。
「嫌いじゃないな」

真夏のひと時。
私って幸せだなと思った瞬間。
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PH Artichoke
2018-06-16 Sat 19:15
暗闇に浮かぶラスボス。
彼の肩に頭をのせながら眺めては、きれい、と呟く。

初めて見た。
圧倒的迫力で、私はため息をのむ。
言葉が出ないとは、このことだと思った。

そして、隣にいる彼にいかに奴がすごいかを説明する。

「私の家にあるのは、もっと小さいでしょ。でも、作りは似てるのわかる?
 簡単に言ったらさ、私の家にある子の進化系みたいなものなんだよ。
 ラスボスみたいな感じ」
「なるほどね」

その「なるほどね」が、理解を示すものなのか、面倒で受け流したことを指すのか、わかるような、わからないような返事だった。
だけど、酔った頭で、どっちでもいいかと思い、またラスボスを見つめる。

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カラスとカラス
2018-02-21 Wed 19:23
いつのまに、こんなに離れられなくなったのだろう。
自分でも不思議なくらい、あの人の傍にいることが重要だ。

ずっと瞳の中に映していたい。
ずっと触れていたい。

毎日、まいにち、バカみたいに恋い焦がれている。

なんにも不安がないわけじゃない。
これから先、うまくいくのかなって、やっぱり時々考える。
でも、どんなことも二人で乗り越えていけたらいいなって思っておわり。

一年後、二年後、三年後。
五年後、十年後、二十年後。

どうなってるんだろうな。
不安と楽しみの入り混じった不可思議な笑みがこぼれる。
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